テレポーテーション その1
それでは、いよいよ『テレポーテーション』の話しをします。テレポーテーションは(物体瞬間移動)とも言われます。
ようするに物体が距離に関係無く瞬間的に移動する現象です。
この話しは、●だれにでも出せる六次元の力【霊能誘発】たま出版社発行、山本貴美子著の本にも紹介されています。ネットでは1万円位で売られていますので、興味ある人はそちらも参考にして下さい。
僕がこの『テレポーテーション』を体験したのは中学3年の時だった。
その頃、霊感の強い祖母は海を隔てた瀬戸内海の真ん中?辺りにある淡路島の老人ホームで暮らしていました。
ある日の朝早く、母が僕に言いました。
「昨日の夜、お婆ちゃんが死んだのよ!」
「えっ?一体どう言うこと?」
「私が寝ていると、お婆ちゃんが枕元に立っていて起こされたの。そしてお婆ちゃんがこう言ったの『私はさっき死んだから、それをお知らせに来ました』それだけ言ってお婆ちゃんの姿は消えてしまったの・・・」
マジかよ?と思ったが母がそんな嘘をつく筈も無い。
祖母が老人ホームで亡くなった事を母はアパートの電話で妹二人に伝えた。妹達は淡路島の老人ホームに電話してその事を確かめたが、やはり母の言う様に祖母は母の枕元に立った時間に亡くなっていた。
母は支度をして妹二人と落ちあって淡路島の老人ホームに向かう事になった。
そして母が老人ホームに向かったその夜、母の部屋のドアの前に一合ぐらいの米が積まれているのを僕は発見した。
『妙だな?』と僕は思った。まあとりあえずその米は集めて紙に包んで保管しておく事にした。
※これがテレポーテーションの始まりだった!
その次の日。また妙な事があった。
自分の部屋の机の上に油絵の具の溶剤を入れた容器と水を入れたコップを置いていたが、トイレから帰ってくると、容器には水が入っていて、コップには溶剤が入っている。要するに水と溶剤が入れ代わっていたんだ。
何故そんな事になったか解らない。誰かがイタズラする筈も無い。
米が母のドアの前に積まれていた事もあり、これはとにかくおかし過ぎると思うしか無かった。
そして2日後、祖母の葬儀を済ませた母が帰って来た。
母の部屋の前に米が一合積まれていた事を話したら
「そのお米は、私がお婆ちゃんに供える為に持って行った物よ、きっとお婆ちゃんが送り返して来たんだわ」と母が言った。
不思議な事もあるもんだと思ったが取り合えず信じるしかない。
テレポーテーションはその後何日か続いた。
醤油瓶が違うとこに移動したり、勘違いかもと思われるような事があったがやがて、そんな事が起こる事は無くなった。
このテレポーテーションは現代科学では解明されていないが、もし科学的に解明実用化されれば大変な事になる。例えば、他の惑星に行く為のロケットを造れば全くエネルギーを使わないでそのロケットで瞬間的に惑星に移動出来るかも知れない。まあ多分それにはあと十万年はかかるでしょう。
これでテレポーテーション第1話は終了になります。
続きはまたそのうち・・・