テレポーテーション その2
テレポーテーションは気付かないうちに瞬間に起きる為に、テレポーテーションを体感出来ることはまず無いでしょう。
ところが、僕は一度だけですがその瞬間を体験した事があります。
これからその体験の話しをします。
現場仕事をしていたある日の事です。昼休みの時間になり、僕は仲間1人の分と自分の弁当を買いにバイクでコンビニに出かけた。
弁当2つを買って、レジ袋に入れてもらいレシートもその中に入れた。
それをバイクハンドル下のフックにかけ、現場の控え室に帰った。
弁当2つ入ったレジ袋を下げ控え室にはいる。
その下げたレジ袋をテーブルに上げようとした瞬間、どうしたわけかレジ袋が急に軽くなった。『おかしいな?』と思いながら、レジ袋を開けた。そこには一つの弁当した入って無かった。
『そんな、馬鹿な!』と思ったが数えるまでも無く、弁当は一つしかない。
レシートにはちゃんと2つ分が印字されている。当たり前だ。どうにも納得出来ないが仕方無い、僕はまたコンビニに行きもう一つ弁当を買った。
その時店員に聞いてみた。
「さっき弁当を買ったとき、レジ袋に2ついれたよね?」
「そうです。確かに2ついれました」と店員は答えた。
当たり前だ、僕も確認している。間違いなく僕が控え室のテーブルに上げようとした時まで確かに2つの弁当の存在感があった。そしてテーブルに上げた瞬間にテレポーテーションしてしまったわけです。
これは弁当一つのテレポーテーションに過ぎませんが、40食の弁当が消えてしまった事もあります。この時は消える瞬間を体験していないのが残念です。
以上テレポーテーション体験の話しでした。