住友不動産販売にマンションを騙し取られた話し。2

その日もマンションに帰った。

彼女が何か残していった物は無いか探してみた。そしてゴミ箱の中に嫌な物を見つけた。黒い表紙の小さな手帳・・・見つけないほうが良かったかも知れない黒い手帳。

※この手帳の内容は彼女が通っていたスイミングスクールの先生に思いを寄せていた事を綿々と書かれていた。彼女がうっかりゴミ箱に入れてのを忘れたのか、それともわざと僕に見せつける為に置いて行ったのかは解らない。

 

次の日、『マンガ感』で仕事をしなが僕は考えていた。いっその事、マンションを現実に転売してローンとの差額で得た金で新しい事業をやってみるかと。

朝おきて郵便受けを見ると裁判所から通知が来ていた。離婚の賠償金に関するものだった。

 

ふざけるな!と思った。ここは法律社会だ、何らかの法的対応をするしかない。しかし相談出来る弁護士のコネなんかまるで無い。